2025年11月インド旅|大気汚染どうだった?実際の体験リポート。

初のインド旅、行く前から恐ろしくなる情報がいっぱいありました。その一つが大気汚染です。特に訪問予定地のひとつであるデリーは、かなりひどいらしく、知り合いの日本在住インド人は、デリーは空気悪いから近寄らないと言っていたりしました。

滞在:2025年11月 ディワリの後。デリー1泊→バラナシ3泊→デリー2泊(内アグラへ日帰り訪問)。

行く前に見つけた大気汚染に関する情報

デリーの大気汚染は、世界で最も深刻なレベル。デリーは長期にわたるスモッグ汚染に見舞われ、視界の悪化、健康被害の警告、日常生活への支障などが発生している。ある日は、タバコを一日で47本吸ったと同じくらいの汚染レベルだったそう。インドの政府関係者が、デリーは「ガス室」のようだと話したとも。インドでは大気汚染が原因でたくさんの人が死亡していて、このレベルでは健康な人でも呼吸器への影響が生じ、心臓や肺の疾患を持つ人の健康に深刻な影響を与える可能性があり、マスクが一日で真っ黒になったり、。鼻の中が黒くなったりしたという人もいた。

1,空気の質が極端に悪い日には、学校が閉鎖され、オンライン授業に切り替わり、そして極力外出を控え、できるだけ室内にいることが推奨される。旅行に来て、ホテルから出られなかったという人もいた。

→観光どころじゃない。

2,大気汚染による視界不良で、飛行機が遅延、欠航する。

→デリーとバラナシ間の往復のフライトが不安。もし欠航になったら、個人手配だから、カウンターで人混みの中に入り込み、自力で拙い英語で交渉し、翌日以降のチケットを勝ち取らなければならない。

3,大気汚染による視界不良で、列車が10時間とかも遅延があったりする。

→デリーとアグラ間の往復の列車が不安。何時間も遅延したら、タージマハル観光どころじゃなく、駅から駅へと移動だけ。またなかなか来ない列車を寒いホームで待ち続けて風邪ひきそう。

4,デリーにいるだけで、咳き込み始め、喉から血が出たりするとか、家から出るとのどが痛くなり、目がヒリヒリするとか。血流にも入り込む微小粒子状物質のPM2.5が、いっぱいで、インド駐在した人は、日本帰国後も喘息で苦しんでいたりする。

→そんなに空気が悪いところへ行って自分は大丈夫なのか?後遺症も心配。

大気汚染の原因といわれているのは?

1,爆竹の煙:毎年10月下旬〜11月中旬頃にディワリというヒンドゥー教の大きなお祭りがあり、その時にみんなが爆竹を鳴らし、その煙が蔓延する。ディワリで使う爆竹は、硫黄酸化物や窒素酸化物、有害な重金属を大気中に放出するそう。爆竹禁止令は市民に無視されて意味なしらしい。

2,焼畑農業の煙:毎年10月〜11月あたりには、ニューデリーに近い農業地帯で、収穫が終った作物を刈って農地を焼き払う。その時に出る煙で悪化。

3,ディーゼル車の排ガス:自動車の普及率としては中国のほうが上回っているが、インドはディーゼル車が多いため、中国よりもインドのほうが大気汚染がひどい状況。タイもイタリアも、ディーゼル車主体だから空気が悪いですね。

4,産業、経済発展:日々増えていく車や工場からの排出ガス、工場の建設ラッシュが続き建設時に舞うホコリや塵、都市の急速な拡大で周囲にわずかに残っていた酸素の供給源の森林消失もあり、ほか石炭を使用した発電などによって大気汚染を悪化させている。

5,気象、土地の条件:北インドは、雨が降らなくなってくる10月から気温が下がり、風がやんで、大気中の汚染物質が滞留して抜けなくなる。上空の冷たい空気が、地表近くに閉じ込められることで、有害物質がさらに滞留しやすくなるので、10月から翌3月までの乾季の期間においては、デリー付近は山々に囲まれていて地理的に流れ込んだ大気が抜けにくいのもあり、大気汚染度は基準値を大幅に超えてしまう。

政府はどんな対策しているの?

1,地下鉄の建設、駐車料金の値上げ →車を使わせない作戦。地下鉄は利用価値大。

2,偶数ナンバーの車が走れる日と、奇数ナンバーの車が走れる日に分けたけど、両方所持し、日替わりで乗っているという人も少なくないそう。経済成長にともなって増加する自家用車の購入に歯止めをかけることは難しい現状 →あまり功を奏さない、車を使わせない作戦。

3,ナンを焼く釜の使用禁止 →これも無視する人もたくさんいそうだな。チェックして取り締まるのだろうか?

他にもいろいろな対策をしているが、政府が長期的な大気汚染対策を取れていないとして、抗議デモが行われているそう。

対策として持っていったもの

1,高性能マスク→インド人は、デリーでもマスクしている人は、ほとんどいなくて、私も最初は油断して、したりしなかったりだったが、3日目には咳が止まらなくなってしまった。最初から警戒しておくべきでした。油断禁物。

2,のど飴→日本ではめったに舐めないのに、超必需品。途中で足りなくなりそうだった。インドでも買えるけど、好きなものを多く持っていくほうがいいと思う。

3,顔を覆えるショール→ショールで、口と鼻を覆っているとかなり楽だった。マスクより顔全体を覆えて、リラックスもできるし、思いのほか助けられた。洗いやすく乾きやすい、薄いコットンのものとかいいと思う。

4,メガネ→コンタクト使用せず、ずっとメガネでいた。目が痛くなるという人もいたけど、私はそれは感じず。メガネで通したからかも。

5.目薬→使わなかった。コンタクトするなら必需品。

実際どうだった?個人的体験談と感想

初日の夜、デリーのコノートプレイスに到着すると、なんとなく少し息苦しい感じだったけど、大気汚染の思い込みでそうなっているのかもしれないと思った。しかし翌朝明るくなって外に出ると、目視ではっきりわかるほど、空気は濁っていて、常に霧がかっているかのようでした。

バラナシは、デリーのように空気が曇っているとは感じませんでしたが、着いて翌日には咳が止まらなくなり、のど飴が手放せなくなりました。狭い路地の中をけたたましくバイクが通り抜け、そのたびに粉塵が巻き上げられ、それを油断していてマスクもせず、ディーゼル車いっぱいの大通りとともに歩きまくって吸いまくってしまったのでしょう。インドについて3日目には、完璧な気管支炎症状のオンパレードでした。部屋や川沿いはバイクや車が通りませんからマシでしたが、完全な気管支炎になっていたので、どこでも咳が止まらなくなっていました。咳のしすぎで、背中が痛くなり、安眠できず、声は枯れ、鼻水も止まらず、頭はボーッとして風邪のような症状となり、疲労が蓄積していったし、苦しかったです。インド滞在中から、水と空気をきれいにする仕事は何かを真面目に考えるようになるほどでした。

その後、タージ・マハルを見に行ったアグラで入ったベジタリアンレストランで、お店の方に喉に良いものを聞いたところ、クミンとバターミルク入のソルティラッシーをすすめられ飲んでみましたが、飲んでその場で効果を感じました。咳が止まることはなかったけれど、舐め続けないといられなかったのど飴をその瞬間から後は一切舐める必要がなくなり、感動しました。

デリーは、バラナシ以上に空気は濁っていましたが、後半滞在したエアビーの家は、完全な空気清浄機システムのお陰で、久しぶりに東京のような空気を吸えたと思うほどに、クリーンな空気で心底ほっとしました。

デリーでは、今回は混沌の象徴的な場所のオールドデリーのチャンドニーチョークやパハールガンジのような場所には行かず、アスファルトの道路整備された道しか歩いていなかったので、バラナシのような粉塵が巻き上がることはなく、歩いていてバラナシよりもかなりましに感じました。

日本に帰ってきてからも咳は止まらず、完治するのに2週間かかりました。

対策として推奨されていること

1,インターネット上でリアルタイムの汚染濃度をチェックし、可能な限り、不要不急の外出を控えること。

2,外出時には、PM2.5を95%以上遮断する「N95」規格のようなフィルターの細かいマスクを着用すること。

3,屋内にいるときは、空気清浄機等を使用し、できるだけ外気を遮断。換気は屋外の汚染レベルが低いときにのみ短時間で済ます。

4,たくさんの水を飲み、水分含量の高い食べ物を食べるようにする。

実際効果的だと思う対策は?

1,歩く場所を選ぶ。粉塵撒き散る場所に滞在するのは避け、通り過ぎるのも最小限にする。

バラナシでは、ガンジス川沿い散歩中、その時すでに気管支炎になっていたので喉が痛くて咳が止まらずでしたが、そこまでひどくなっていなければ、川沿いはバイクや車は通らないし、喉を痛めることは少ないと思います。デリーは特に大気自体、汚染がひどいので、外に長時間いないほうがいいと思いました。素敵なミュージアムがたくさんあるので、次回はそういったところをメインに回ろうと思います。またはリキシャでなく、車で各地移動し、ササッと観光するというのもいいかもしれません。

2,喉に良い飲み物、食べ物を摂取する。

バターミルク入りのソルティラッシーは本当に効きました。ラッシーだけではそこまで効果はなかったので、バターミルクが良かったのだと思います。喉にいい膜を作ってくれた感じでした。最初から取り入れていくとかなりいいと思いました。日本から持っていった、フリーズドライの味噌汁も良かったですが、とろっとした葛入りの生姜湯なども喉に良かったので、日本から持っていって、お湯に溶いてちょこちょこ飲むのがお勧めです。でもバターミルク最高。お店の人に喉に良いものを聞いて注文したらいいかも。アーユルベーダに基づく食文化が根付いているから、そういうの普通に知っている人がたくさんいる。

3,マスクとショール

マスクとショールと両方用意し、空気が悪いところに当たってしまったら、すぐに喉と鼻を塞ぐ。面倒でも、ちゃんと塞いでおくとかなりいいです。

4,空気清浄機のシステム完璧な宿に泊まる。

デリーで泊まったエアビーのDDホームステイは本当にクリーンな空気でした。日本語の話せるオーナーさんで、部屋に戻る度に、自作のチャイをご馳走してくださいます。調合をいろいろ変えて出してくれて、喉に良い生姜たっぷりのは、特にとても良かったです。

5,できるだけ、アスファルトの道を歩く。

バラナシの路地や、オールドデリーの混沌としたザ・インドな場所は魅力的ですが、喉のためにはあまり近寄らないほうがいいのは事実です。リキシャも窓がないので、できればタクシーがいいです。でもやはりそうもいかないと思うので、マスクとショールなどで鼻と喉を覆って、短時間で楽しんでいただくのがいいかと思います。

そして不思議なことに、とても苦しくて、帰ってきたときはよろよろボロボロだったにも関わらず、すぐまたインドに行きたくなって、すでにインド行きチケット予約してしまいました。来月インド再訪してきます(笑)。

皆様も楽しいインド滞在を!!!!私は来月2026年3月にインド再訪します。

子供の頃は気づけば身体が弱く、身体に意識を向けながら、なんとか立っていたような状態から、地味な訓練し続けて、ある時ふっと起こる身体を伴った変容をいくども体験してきました。今回のはまた初の種類のものでした。教えているレッスンは、肉体訓練ですが、そういう類のそういう視点のレッスンです。滝行の合宿なども開催するので、興味ある方はどうぞリンクを御覧ください。http://hiruri.blog63.fc2.com/blog-category-1.html

旅用のYouTubeチャンネルも立ち上げました。これから少しづつ上げていくので、もし動画みたい方はこちらからどうぞ。https://www.youtube.com/@hiruri_journey

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